
入社1~3年目の若手社会人に対し、「社会人にとって必要なスキル」や「スキルが求められる場面」についてアンケート調査を行いました。
(調査期間:2018/3/14 対象:22歳~26歳の社会人223名)
圧倒的に必要なのは「パソコンスキル」全体の約7割が「必要」と回答
若手社員が、語学や経理知識よりも圧倒的に必要なスキルと感じているのは「パソコンスキル」。
ビジネスマナーやコミュニケーションスキルよりも若干多い結果には驚きます。
その他「文章作成」や「プレゼンテーション」など、パソコンに関連するスキルが必要とされていることが分かります。
図やデータ活用でパソコンスキルを求められるものの、使えずに困る若手が多い
実際にパソコンスキルが必要とされるシーンを質問したところ、「文章作成時」「図を活用した資料作成時」「データ処理・計算時(関数利用)」と答えた方が多くいらっしゃいました。
さらに「パソコンスキルが使えなくて困ったこと」という質問をあわせて行ったところ、『関数がわからない』『表を作るのが難しい』などExcelに関する知識不足のケースや、『プレゼンテーションの資料を作れと上司に指示され困った』などPowerpoint等のプレゼンソフトの使い方が分からないといったケースが目立ちます。
このことから、「図を活用した資料作成時」「データ処理・計算時(関数利用)」に関しては、「求められる機会は多いものの、活用できずに困った」という若手社員の現状が見て取れます。
文章作成の際にパソコンを使うことは学生時代に馴染んでいますが、グラフやデータを活用したりプレゼン資料を作成するようなことはなかなか無いため、スマホやタブレットに親しんでいる世代でもExcelやPowerpointに触れる機会はあまりなかったのだと思われます。
その他「パソコンスキルが使えなくて困ったこと」に関する回答で多かったものを見ると、『上司から頼まれて困った』というケース。IT世代であればパソコンはできて当たり前という上司世代が抱くイメージからきているようです。
その他「周りの人に聞きたくても聞けない」という回答もあり、忙しい先輩に聞くことができないという遠慮があることがうかがえます。
社会人になる前に「パソコンスキル」を身に着けるのがベスト
これらのアンケート回答から、パソコンスキルに関するポイントをまとめると、
1 スマホのスキルはビジネスの現場では通用しない。
2 表計算ソフトやプレゼンテーションソフトが使いこなせると評価アップ。
3 先輩や上司にソフトの使い方を聞くことはほぼ不可能。
ということで、社会人になる前に「パソコンスキル」身につけておく事がこれからは常識になりそうです。