
2020年、新型コロナ感染拡大により社会も生活も変化をした1年。みなさんの資格取得に対する意識やキャリアアップへの意欲も変化した1年だったのではないでしょうか。
では、そんな1年、みなさんはどのような資格に興味を持って、取得を目指したのでしょうか?資格・講座の情報サイト「BrushUP学び」の資料請求数(2020年1月-2020年12月)を集計、2020年の人気ランキングTOP20を発表いたします。
2020年人気資格TOP20
順位 | 資格名 |
1 | 介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級) |
2 | 実務者研修(介護福祉士養成) |
3 | 登録販売者 |
4 | 心理カウンセラー |
5 | 保育士 |
6 | キャリアコンサルタント |
7 | 簿記 |
8 | 日本語教師 |
9 | 宅建士(宅地建物取引士) |
10 | 介護支援専門員(ケアマネジャー) |
11 | 司書・司書補 |
12 | 医療事務 |
13 | 心理学 |
14 | 動物介護士 |
15 | 社会福祉士 |
16 | 精神保健福祉士 |
17 | 介護福祉士 |
18 | 食育 |
19 | 介護事務(ケアクラーク) |
20 | リンパドレナージュ(マッサージ) |
介護福祉関連資格が上位にランクイン
介護福祉に関連した資格は世の中のニーズもあってここ数年常に人気が高い資格です。介護の入門資格「介護職員初任者研修」、そしてその上位資格「実務者研修」はいずれも受験資格なし。さらに上位で介護の国家資格「介護福祉士」を目指すのであれば実務者研修を修了していることが必須です。
資料請求された方の属性を見てみると、介護職員初任者研修では男女の比率が3:7ですが、介護福祉士では2:8と介護職としてキャリアアップを目指すのは女性の方が強い傾向にあるようです。
宅建士は幅広い層に人気の資格
「宅建士」は、受験資格がなくチャレンジしやすいこともあり、国家資格の中でも常に人気の高い資格。中高生からシニアまで多くの方が受験、そして合格しています。ここ数年の傾向としては、女性の受験者が年々増えているとのこと。資料請求者の男女比を見ても差はほとんどありません。
有資格者は再就職の際に有利であったり、資格手当がついたりということもあって、主婦の方々の受験も目立ってきているようです。
コロナ禍でニーズが拡大?!2つの資格
コロナ禍の影響もあって、今後ますますニーズが高まりそうな資格が「心理カウンセラー」と「キャリアコンサルタント」ではないでしょうか。
不安定な社会情勢、そして不景気の中、生活や仕事に不安を抱える方は増える一方。そういった方々に寄り添い、解決へと導く専門家が「心理カウンセラー」と「キャリアコンサルタント」です。
心の不安やキャリアの相談にのってくれる存在を求める方々が増えている今、活躍の場が今後ますます広がる資格と言えるでしょう。
この記事を編集したのは、学ぶ働く研究所所員:佐藤葉子
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