コロナ禍の学びを支える!スクールの感染予防対策

スクールの感染予防対策
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スクール・講座情報検索サイト「BrushUP学び」に情報を掲載しているスクールに緊急アンケートを実施。感染予防をしながら安心して学べる環境整備のためにどのような努力がなされているのかを調査しました。
(調査期間:2020/08/25~2020/09/01、有効回答数:39校)

マスク着用、手洗い・消毒は必須!

みなさんのスクールでは、感染予防対策としてどのようなことを行っていますか?

新しい生活様式の中でも外出時の常識となった「マスク着用」は、今回調査をしたスクールにおいても必須。そして、店舗や飲食店でもほとんどのところが入口に設置している「消毒」も同様の結果となりました。

そして座学で気になるのが「ソーシャルディスタンス」。各スクールともに定員を減らしたり、講師と生徒および生徒間の距離を一定以上とることで安心して学べるよう努めています。
「ソーシャルディスタンス」未回答の3校については、1校は通信講座が中心のスクール、1校はフェイスシールドの義務化で対応、1校は施術系スクールで「実技を伴うため、体調不良の生徒の受講を控えてもらう」ことで対応しているとの回答を得られました。
その他の対策としては、定期的な換気や導線の制限、オゾン発生器を設置したというスクールもありました。また、一部で授業のオンライン化を検討しているという回答もありました。

通信・オンライン講座のニーズ拡大

2020年4月~5月にかけてBrushUP学びでスクールの資料請求をした方々に実施した「新型コロナウイルスの影響で働き方や学び意識に変化はありましたか?」というアンケートでも、通信やオンライン講座での学びを希望する方が増えているという結果がでています。
また、BrushUP学びに掲載中のその他のスクールでも、通信講座の拡充やオンライン講座の開発などをいち早く進めているところもでてきています。
資格によってはスクーリング(通学)が必要であったり、施術系であれば実践で身につけることがあったりと通信・オンライン学習ではカバーしきれないものもありますが、Withコロナ時代においては、在宅勤務同様、自宅学習のニーズが高まっていることは否めないようです。

スクール運営において感染症対策は最優先事項

スクール運営において感染症対策をどれだけ重要と感じていますか?

■非常に重要、重要……28校/39校
■その他………………… 11校/39校

<その他の回答一例>
・最優先事項であると同時に授業の質を下げないことも重要で、コロナ対策と授業の質の維持・向上はスクール運営の両輪であると捉えています。
・やるのが当たり前の感覚。
・重要ではあると考えているが、介護という職業上、人と接する仕事であるため難しさはあると感じている。

その他に分類した回答も決して「重要」と考えていないわけではなく、プラスアルファの思いや方針、もしくは重要とは考えつつもやむを得ないところもあるといった意見でした。

新しい日常では「やるのが当たり前の感覚」

「やるのが当たり前の感覚」というのは、その通りかもしれませんね。
人々の意識として「感染症対策」は今や当たり前。数カ月前は「緊急事態の特別措置」であったことも、Withコロナ時代の新常識としてそれが日常=当たり前の感覚になっているということですね。

学ぶ側の配慮も重要

今回のアンケートでは「感染予防対策について受講生から何かしらの要望があったか」についても伺いました。
その回答として「講座のオンライン化」という意見が多かった中、「検温や消毒」「マスクをきちんとしていない生徒さんに対する注意喚起」というものがあげられました。
学ぶ側も感染したくないという反面、症状がなくとも感染の疑いがゼロではない以上、人に移してしまう可能性もあるということを自覚の上、マスク着用や体調の悪い時には欠席するなどの配慮は最低限必要。
お互いの配慮と努力の上に、安心な学び環境が成り立つということを受講する側も自覚しておく必要がありますね。

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