社会人の教育訓練給付金の利用実態について

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社会人の学び直しを後押しする「教育訓練給付金」。現在、給付金の増額や対象講座の拡大が検討されています。そんな教育訓練給付金活用の実態を調査しました。
(調査期間:2018/7/2~2018/7/4  対象:20~40代の社会人401名)

給付金の知名度は半々・「ネット検索で知った」が最多

アンケート回答者の中で、「教育訓練給付金」の知名度は47.6%と約半数。
「どこで知ったか」については、「インターネット検索」が一番多く25.1%。次いで「ニュース」が22.0%、「ハローワーク」が15.7%でした。

一般教育訓練給付金の利用が多く、約9割にのぼる

「教育訓練給付金について知っている」と答えた方を対象に「教育訓練給付金利用の有無」を質問したところ、「利用したことがある」が37.2%、「利用したことが無い」が62.8%という結果となりました。

給付金の利用内訳は、「一般教育訓練給付金」が87.3%、「専門実践教育訓練給付金」が33.8%と、間口が広く受講料も低い「一般教育訓練給付金」の利用経験が「専門実践教育訓練給付金」の利用経験を大きく上回りました。

実際に学ばれた資格の内訳は、1位が「実務者研修」38.0%、2位が「簿記」33.8%、3位が「MOS」31.0%、4位「ウェブデザイン技能検定」、5位「介護職員初任者研修」となりました。就転職に直結しニーズが高い「実務者研修」「介護職員初任者研修」といった介護系資格や、「簿記」「MOS」のような汎用性の高い資格の人気が高いことが分かります。

「利用してみたい」は約5割・オフィスワーク関連の資格が人気

「教育訓練給付金を利用したことが無い」と答えた方に対し、「教育訓練給付金を利用したいか」という質問をしたところ、「はい」と答えた方が53.9%・「いいえ」と答えた方が46.1%と、「利用したい/利用したくない」の割合はほぼ半々であることが分かりました。

さらに「教育訓練給付金を利用したい」と答えた方にどんな資格を取得してみたいか伺ったところ、多かった答えが、「TOEIC」24.7%、「簿記」24.7%、「中小企業診断士」18.0%、「医療事務」16.3%、「ウェブデザイン技能検定」15.2%。
「実際に給付金を利用して目指した資格」で多く選ばれていた介護系資格は上位には入らず、かわりに「中小企業診断士」や「医療事務」等のオフィスワークに関する資格がランクインしています。

活用にあたっては、認知度の低さが課題に

「教育訓練給付金を利用したいと思わない」と答えた方にその理由を伺ったところ「給付金の内容が良く分からないから」という回答が35.5%と最も多い結果になりました。今後教育訓練給付金の活用を促すためには、対象講座や受給条件、受給金額など制度の詳細を広く周知する必要があることが分かります。

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