定年に対する不安は多数!でも備えは不十分…その理由は?

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現在の日本の平均寿命は87.14歳(2016年度)となっており、一般的な会社に勤めている方が定年を迎える60歳から寿命まで20年以上。老後に対して不安を感じている方も多くいるのではないでしょうか。今回は老後に対する不安と備えについて調査しました。
(調査期間:2017/11/10~2017/11/15  対象:20~60代の男女331名)

定年後に対する不安は多々あるが、対策を行っているのは約3割

「定年後に対して不安に思うことはありますか?」という問いに対しては、1位「お金」、2位「健康」、3位「介護(自分・配偶者)」という結果になりました。特に「お金」と「健康」と答えた方は7割以上と突出しており、定年退職して給与所得が無くなった後どのように「お金」をやりくりしたり、「健康」な状態を保つか、という不安を持っている方が多いと分かります。
「特に不安はない」という方はわずか4.8%でした。

しかし「不安がある」と答えた方を対象に、「定年後に備えて行動していることはありますか?」と質問したところ、「はい」と答えた方は29.3%と3割程度。およそ7割の方は定年後を見通した行動を取っていませんでした。

「貯金」や「保険見直し」等、手堅い「お金」対策が多い

「定年後に備えて行動していることがある」と答えた約3割の方々に「実際にどんな対策を行ったか」と質問したところ、1位「貯金」、2位「保険(個人年金含む)の加入や見直し」、3位「健康づくり」という結果になりました。「お金」対策のためには、給与アップを目的とした「資格・スキル取得」「転職」「独立」といった攻めの方法もありますが、今回の調査では「実際に行動した」と回答された方は少なく、「貯金」や「保険」といった手堅い「守り」の方法が人気でした。
しかし、「実際にとった行動」と「今後検討したい行動」を比較すると、「資格やスキルの取得」が21.6%から26.8%に、「転職(同業種)」が6.2%から9.3%に、「転職(別業種)」が7.2%から10.3%に、「独立開業」が8.2%から16.5%にアップしており、「攻め」の方法も興味を持たれていることが分かります。

対策していない理由NO1は「何をしていいか分からないから」。選択に必要な情報の周知を

「定年後に備えて特に対策をしていない」という方を対象にその理由を伺ったところ、「行動するお金がない」、「定年まで時間がある」といった回答を抑え、1番多い答えは「何をしていいか分からないから」でした。定年後のために必要な行動は個人の現状やライフプランによって異なるため、最適な方法を選ぶことが難しい状況です。どんな行動をとるべきか考えた時に選択の助けとなる情報が、広く周知されることが望まれます。

また、「どんなことをしてみたいのか」という質問については、1位「貯金」、2位「健康づくり」、3位「保険(個人年金含む)の加入や見直し」という結果になりました。「何をしたらいいか分からない」ながらも、「とりあえず貯金・保険」「とりあえず健康管理」という方が多いのではないでしょうか。

「いつ頃から行動を開始したいか」という質問の回答は、40代が39%、30代が29.5%、50代が23.4%。20代だとまだ現実感がないのか、1.4%にとどまりました。「特に決めていない・分からない」と答えた方も22.4%と多く、具体的に何をすればよいのか定まっていない方が多いことが伺えます。

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