リカレント教育への関心度を調査ー「受講に興味あり」は約半数

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働き方改革の一環として、リカレント教育の拡充が予定されています。「リカレント教育」とは、社会人や主婦が主に仕事に活用することを目的とし学び直すこと。今回は、そんなリカレント教育の認知度や関心度について調査を行いました。
(調査期間:2017/10/26~2017/11/02  対象:20~60代の男女332名)
※今回の調査では、大学や専任学校に限らず、「仕事目的」の学び直しであればリカレント教育に含めています

「リカレント教育」の認知度は1割程度。「全く知らない」が過半数

「リカレント教育を知っていますか」という質問に対する回答には、「全く知らない」という方が6割以上と過半数に達しました。
内訳は、「名前は知っている」という方が約2割、「内容まで知っている」という方が約1割。世間的にはまだまだ知られていないことが分かりました。

また、リカレント教育について「知っている」と答えた方に「どこで知ったか」尋ねたところ、「テレビ」や「インターネット」という回答が多く挙がりました。テレビやネットのニュースで耳にしたという方が多いのではないでしょうか。

「リカレント教育」への興味ありがやや優位。「専門性を高めたい」という声が

「リカレント教育=学び直し」に対して、自分も実際に受けてみたいか、という質問に対しては「興味あり」が53.3%・「興味なし」が46.7%と、「興味あり」がやや優位な結果に。既にリカレント教育を体験した、という方も11.1%いらっしゃいました。

リカレント教育を受けてみたいと感じる理由は「給与」「転職」を抑え「専門性を高める」という答えが1位に。年収アップはもちろんですが、スキルアップ自体に強い関心が寄せられていると分かります。

実際に学ばれていたジャンルは、全てのビジネスに使える「会計・経理」

「実際にリカレント教育を体験したことがある」という方に対して、どのようなジャンルを学んだか伺ったところ、1位が「会計・経理」、2位が「法律・労務」、3位が「語学」という結果になりました。やはり、全てのビジネスにおいて活用できる「会計・経理」ジャンルが人気であることが分かります。

実際に学んだ方法で多かったのは「独学(書籍・インターネット・アプリ)」でした。忙しさや費用の問題もあり、独学が選択されている模様です。

心理系ジャンルに強い関心が。通信講座やアプリなど時間や場所を問わない方法が人気

「リカレント教育に興味がある」が、「受けた経験がない」方に、どんなジャンルを学んでみたいか伺ったところ、1位が「会計・経理」、2位が「語学」、3位が「心理・メンタルヘルス」という結果になりました。
実際に学ばれたジャンルと比較してみると、「会計・経理」と「語学」が人気という点では同じような傾向にありますが、「心理・メンタルヘルス」が3位に入ってきた点が異なっています。公認心理師の国家資格化や職場におけるメンタルヘルスの重要性の高まりなど、心理系ジャンルに対する興味の広がりが反映されていると言えるでしょう。

また「どんな方法で受けてみたいか」という質問について、人気だったのが「通信制学校」「独学(インターネット・アプリ)」。実際に受けた方達と同様、手軽な方法が選ばれる傾向にあります。通学制を希望しているのは全体の20%と少数派。仕事や家庭と両立することを考えるとハードルが高いようです。

「リカレント教育を受けたいと思わない」理由1位は「何を学べばよいか分からない」。より一層の周知が必要

「リカレント教育を受けたいと思わない」という方に「受けたいと思わない理由」を聞いたところ、多かったのは「何を学んでいいか分からない」「教育を受けることに興味がない」「金銭的余裕がない」という理由でした。

「何を学べばよいか分からない」という意見に対しては、キャリアカウンセリング等を利用して今後伸ばすべきスキルを明確にすることが、「金銭的余裕がない」という意見に対しては、助成制度の周知や拡充が、「教育を受けることに興味がない」という意見に対しては、教育を受けることによって得られるメリットを具体化して周知することが、これからリカレント教育を推進するにあたり求められます。

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